大学名、学科名をコロコロ変える大学は潰れる大学

学科名を変える大きな理由は、学生が集まらないため。

いろんな試作をおこなった挙句、もう打つ手がないとなったときに、
名前を変えるという事態になる。

多くは、大学上層部(学長の一声、理事長の一声、事務局長の一声、教授会など)からの圧力によるところが多い。

しかし、名前を変えてからといって、急激にカリキュラム内容の変更を行えるわけではない。
在学生がいる限り、これまでの授業を辞めることができない。
下手すると、留年学生が卒業するまで、授業を設けておかなければならない。

前学科の授業を残しつつ、新学科の教科を作っていかなければならないということで、
教員の仕事は約1.5倍。人手が足りないところは、非常勤でまかなう。

こんな事情なので、学科を変えることがいい方向に向かうことはまれである。

しかも名前を変えた1年目は、広告も打ち、学生も確保できるが、
2年目から学生を集めることができず、4年の完成年度を待たず、
再編成により学科名が変わるといったことが起こる。。

学科名を変えたところは、要注意。
高校の先生もこのことはわかっているので、
あまり生徒には勧めない。

また、就職先の人事担当者もこのことはわかってきているので、
変な名前の学科名の学生を取らなくなっている。

最近は、オーソドックスな名前の学部、学科の就職率が上がってきていると聞いている。
時流に流されず、かたくなに昔流で教育をしてきた大学が、
結果的には大きく信頼を勝ち取っているというところでしょうか?