コンビニの店長になるために退学

昔、こんな学生がいたことを思い出しました。

アルバイトをやっていて、オーナーに店長にならないか?
と誘われたそうです。

大学の先生の説得にも耳を貸さず、大学を辞めていきました。
先生も親も止めたのに、彼には声が届かなかったのです。

数年後、同級生から聞いた話によると、つらかったのにコンビニの店長を辞めたそうです。
今は、正社員になるべく、就職活動中だということでした。
大学の同級生は、東証一部上場の企業にドンドン受かっていく景気のいい時代でしたが、
彼は正社員になかなかなれません。

その後、どうしたのでしょうか?
噂も聞くこともなくなりました。・・・・・・



佐藤治彦編著『使い捨て店長』(洋泉社新書/780円)

ファミレス、コンビニ、ファストフード店、居酒屋、外国語学校など、各種チェーン店舗の「店長」がいかに過酷な労働環境にあるかを、さまざまな角度から浮き彫りにした本である。
目次
第1章 激安労働力の餌食となるチェーン店の店長
第2章 チェーン店の店長になるには?―フランチャイズに流通する“カネの正体”
第3章 フランチャイズ店長の過酷な実態
第4章 現代の奴隷制度=「雇われ店長
第5章 モラルハザード化する労働現場の実態
終章 激白!現役マクドナルド店長・高野廣志氏