スクールカースト

主に中学・高校で発生する「人気のヒエラルキー」。俗に「1軍・2軍・3軍」「イケメン・フツメン・キモメン(オタク)」「A・B・C」*1等と呼ばれるグループにクラスが分断され、グループ間交流がほとんど行われなくなる現象。未だ根強い影響力を持つインドの階級制度、「カースト制度」になぞらえて名付けられた。


スクールカースト被害

スクールカースト環境においては、下位層の人間ほど

* 「キモイ」と罵られる
* 恋愛・交友機会の減少
* いじめ
* 道化役の強要

といった理不尽な不利益に見舞われる確率が高くなる。最下層の「アチュード」に分類された者への仕打ちは熾烈を極め、彼・彼女達はもはや人間扱いすらされない。また、これら被害により間接的に引き起こされる「人間不信」「対人恐怖」「コミュニケーション機会格差」の問題も深刻で、あまりにも酷い場合は「不登校」「自主退学」「加害者への復讐」「精神病」「自殺」等に追い込まれる場合すらある。また、その後の人生においても人間関係に対するトラウマのために、仕事や恋愛に大きな影響を与える場合もある。この問題は、教育界でも問題視されているが、若者社会内部の問題であるため指導が難しく、未だ有効な解決策は見出されていないのが現状である。

余談だが、1999年にアメリカで起きた「コロンバイン高校銃乱射事件」は、スクールカースト被害者のルサンチマンが爆発したものであったとする説もある。


スクールカースト制度は、私立三流以下の大学では、確実に存在する。
ほとんどが受験を経験していないのだから入学段階で、学力の差は開いている状態となっている。

下の学力の学生に授業内容を合わせている教授の授業は、レベルが低く、上位の学生には受けが良くない。
上のレベルの学生に授業の内容を合わせている教授の授業は、レベルが高く、下位の学生の受けが良くない。

下位のレベルの学生が努力をしてくれれば、問題ないと思うが、なかなか勉強をしてくれない。
教授の方も、どのレベルにあわしたらよいかを模索しながら授業をしているという状況ではないかと思う。

しかも毎年レベルの分散や平均値が違うので、用意する資料も注意を払わなければならない。
教授も大変である。

クラスのグループも同じレベルで固まるという傾向にあり、レポートの内容も学力レベルによって数パターンの内容になり、これかもカースト制度が読み取れる。

階層ごとにレポートの回覧をしているという状況である。レベルの低い学生同士は固まるので、レポートの質が悪いものをコピーされていく。

ますます、レベルの差がついていくということになる。4年生になると就職できる人、できない人という形でカーストが明快な形で現れていく。


本物のカーストと違い、努力によってカーストは打開できるはずなのに、その努力がされていないということに問題がある。