定員割れの私立大学の補助金削減

定員充足率によって補助金削減

50%以下 補助金なし
50%〜60%未満 -50%
60%〜69%未満 -15%


オーバーしても補助金カット。
130%ですべてカット


【教育】定員割れの私立大学:補助金を最大50%削減へ 私大・短大の淘汰が一層加速…文科省

 文部科学省は、今年度から私立の大学、短大、高等専門学校への補助金制度を大幅に見直す。
定員割れの学部・学科がある大学などへの補助金削減率を現在の最大15%から毎年徐々に拡大し、
2011年度には最大50%にまで引き上げる。

 文科省補助金の差別化を図ることで、大学側に経営安定化に向けた努力を促したい考えだ。

 学部・学科の在籍学生数が定員に占める割合を表す「定員充足率」が低い私立の大学や短大に
とって厳しい内容で、今後、私大・短大の淘汰(とうた)が一層加速する可能性がある。

 新制度は定員充足率が50%〜60%未満の場合、現行の補助金削減率の15%を毎年徐々に拡大し、
2011年度に最大50%にする。定員充足率が60%〜69%未満では現行の補助金削減率12%を
今年度は15%にする。定員充足率が50%以下の私大などに補助金を支給しないことは変わりはない。

 文科省によると、今年度、定員充足率が50%〜69%未満の学部・学科がある大学や短大などは
196校あり、1校あたり224万円の減額になるという。

▽News Source YOMIURI ONLINE(2008年2月12日22時51分 読売新聞)

立命館大学転籍問題、補助金15億円カットの厳罰

立命館大学が国の補助金対象の規定を満たすために学生に合格した学部からの転籍を募っていた問題で、
文部科学省は「適切性を欠く」と判断、補助金およそ15億円が減額されることになりました。

立命館大学では今年新設された生命科学部に定員の1.48倍にあたる415人が入学しました。

しかし、私立大学が学部ごとに受ける国の補助金の規定では学生の数が
定員の1.4倍未満であることが定められているため、大学は生命科学部からの転籍を希望する学生を募集。

理系・文系を問わず、より難易度が高い学部への転籍も認めたことから、
他の学部の学生から不公平だなどの批判が出ていました。

これを受け、文部科学省は4日、この転籍募集が管理運営上不適切だったと判断。
学部への補助金に加え、ペナルティとして大学全体への補助金もカットされることを明らかにしました。
減額されるのは大学が受ける補助金全体の25%、およそ15億円になる見込みです。

立命館大学は「重く受け止めております」とコメントしています。

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