厳しい就職 親も考えて…就実大で保護者対象の就職懇談会

就実大(岡山市中区)で13日、学生の親を対象とした就職懇談会が開かれ、学生を含む約200人が参加した。

 押谷善一郎学長が「大変な不況で就職は厳しい。本人と大学、保護者との“三人四脚”で乗り切りましょう」とあいさつ。同大学で就職活動を指導している楠本敦子・キャリアカウンセラーらが講演した 。

 楠本氏は、企業が求めるのは▽仕事を通じ社会にどう貢献するのかを意識している▽相手の表情を読み取る力も含めたコミュニケーション能力を持っている――人材だと説明。

 状況が厳しく、親に対して企業訪問などを「やめたい」と言う学生が多いことを指摘し、それを「仕方のないこと」と受け入れるのでなく、「(状況や原因を)しっかり聞いてアドバイスを。そうすれば、また頑張れます」と呼びかけた。

 続いて、同大学の就職内定状況の説明や個別相談などがあった。
(2009年12月15日 読売新聞)