2009年度の就職内定率

企業側からでなく学校側から調査した前年10月、12月、卒業年2月、4月の各1日現在での就職内定率(4月は就職率)の推移を大卒に関して掲げた。

 2009年の卒業生については、派遣労働者の契約解除(いわゆる派遣切り)と並んで、新卒者の内定取り消しが雇用情勢の急速な悪化の象徴的な事象として取り上げられている。

 2009年の内定率(就職希望者に占める内定取得者の割合)は2月1日現在では86.3%と前年から2.4%ポイントの悪化となっており、内定が全然得られない学生の増加の他、内定取り消しも影響しているのではないかと考えられる。また2月1日現在の対前年の悪化幅は、2カ月前の12月1日現在の内定率の対前年悪化幅1.1%ポイントの2倍以上となっており、刻々と情勢が厳しくなっている様子がうかがわれる。

 ただし、内定率の水準自体は、2000年〜05年のレベルよりは高くなっており、GDP成長率等に見られるかつてないほどの経済状況の悪化にもかかわらず、数字を見る限り、新卒者の就職困難がかつてないほどの状況だとはいえない。すでに10月の段階で1999年以降最も高いレベルの内定を決定しているので企業側としても今更そう易々と内定を取り消すことができないためとも考えられる。そうであるとすると景気が回復しない限り来年の就職は今年以上に厳しい状況となることが予想される。

 4月1日の就職率は、09年95.7%であり、戦後最悪とも言える経済状況の悪化にもかかわらず、対前年1.2%ポイントの低下に止まった。落ち込みの激しい非正規雇用を犠牲にして正規雇用が維持されていると考えるべきであろう。

以上は2008年度卒業生の就職内定率。

就職氷河期、就職難。

2009年度卒業生は、40%程度であると思われる。
このような世の中であれば、学生は意識を持って勉強をするだろうと思うから、
不況も悪くないと思う。

今回の不況は約5年は続くだろうと思う。
高校生もしっかり勉強してほしい。