橋下知事「日本一の理系大学に」 大阪府立大が改革案提示

大阪府立大(堺市)は3日、文系、理系の7学部を理工系中心の4学域に再編する改革案を橋下知事に提示した。府は16日に戦略本部会議を開き、最終決定する。

 改革案では、早ければ2011年度の新入生から4学域制を導入。16年度までに教職員数を約1割減らすとともに、府の派遣職員を段階的に引き揚げて大学独自の人材を育成する。府からの運営費交付金年108億円は、16年度までに90億円に圧縮する。

 この日府庁を訪れた奥野武俊学長は「大学と府との信頼関係を大切にしたい」と述べ、橋下知事は「日本で一番の理系大学を目指し、人材を輩出して大阪に還元してほしい」と話した。
(2009年12月4日 読売新聞)